看護師がオーストラリアのワーキングホリデーでできること
オーストラリアでワーキングホリデー!
どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。
オーストラリアは、その美しい自然や多様な文化、そして高い生活水準などが世界中から注目を集める国です。
では、日本人看護師の方は、ワーキングホリデーでご自身のスキルを活かすことはできるのでしょうか?
答えは「Yes !」です。
オーストラリアには、高齢化が進む人口構成や、過疎化が進む地域など、様々な課題が存在します。
そのため、看護師の需要は高く、日本人の看護師も、条件を満たせばオーストラリアで働くことができます。
この記事では、日本の看護師がオーストラリアでワーホリでできる選択肢を紹介します。
Index
看護師のオーストラリアのワーキングホリデー
オーストラリアには、ワーキングホリデービザという制度があります。
条件を満たす若者がビザを取得することで、1年間の滞在期間中に何をしても良いビザです。
仕事をするもよし、勉強するもよし、旅をするもよし、何もしないもよし. . .
自由なビザです。
ワーキングホリデーは、18歳から30歳までの若者が対象です。30歳の誕生日までに申請をすることで、31歳の誕生日前に入国をすることで活用可能です。
具体的に何ができるか確認していきましょう。
選択1. 語学学校で英語を勉強する
1つ目は、語学学校で英語を勉強するというものです。
せっかく海外に行くのであれば、英語を体系的に学びたいと思うのは自然かと思います。
語学学校に行くデメリットは、費用が大きくかかることです。週あたり300-400豪ドルかかることが一般的です。
また、参加するクラスによっては、学習のモチベーションの低い人が多いことも難点です。
できれば、一般英語コースは避け、ケンブリッジやIELTSコースをオススメします。本気の人が多いためです。
語学学校に行くメリットは、コミュニティに属することでしょう。
英語を身につけられることよりも大きいかもしれません。
語学学校に行かない人は、自らアクションを起こし、現地コミュニティに飛び込む必要があります。
これは、英語に苦手意識があったり、もともと積極性にかける方は非常にストレスフルです。
一方、語学学校は、決められたスケジュールにそって通うだけです。そこには友達がいて、様々なアクティビティに参加をすることが可能です。
様々な情報が耳に入ってくるので、その情報をもとに生活に必要なアクションを決めることが可能です。
そういった点では、可能なのであれば、短期間でも学校に通うことをオススメします。
選択2. アシスタントナースとして働く
2つ目は、アシスタントナースとして働くというものです。
まさに、看護師の方にしかできないお仕事です。その名の通り、現地の正看護師をサポートする仕事です。
具体的な業務内容としては、トイレ介助、シャワー介助、食事介助、着替えの介助、おむつ交換、血糖測定、ベッドメイキング、ナースコール当番、バイタルサインチェックなどがあります。
アシスタントナースになるためには、指定の学校で4か月-半年ほど学習する必要があります。
学校は、職業訓練学校TAFEやアシスタントナース専門の学校など、各都市で様々な選択肢があります。費用もそれぞれですので、きちんと比較検討しましょう。
こちらのコースに入学するためには、IELTSという英語資格試験でスコア5.5(9点満点)を取得する必要があります。
IELTS5.5は、英検準一級やTOEIC800点程度と同等のレベルです。
英語に苦手意識がある方などは、選択1でご紹介した語学学校の英語コースから始めることによって、IELTSを免除してもらうことも可能です。
ちなみに、オーストラリアのアシスタントナースの平均時給は29豪ドルです。
選択3. ファームジョブヘいく
選択の3つ目は、ファームジョブ(農業の仕事)へいくというものです。
え?せっかくオーストラリアに来たのに農場で働くの?
と思われる方もいるかもしれません。
実は、上で3ヶ月以上働くことによって、ワーキングホリデーのセカンドビザ(2年目)がもらえるのです。
気づいた方もおられるかもしれませんが、選択2「アシスタントナースになる」ためには4-6か月の学校に通う必要がありました。
それだけの期間学校に通うと、ワーキングホリデーもほとんど残っていません。ですので、アシスタントナースとして働く期間も限られてきます。
そこで、ファームジョブです。
先に、ファームジョブを通して、セカンドワーキングホリデービザを獲得します。
その上でアシスタントナースになるための学校などへ行くと、およそ1年3ヶ月程度はアシスタントナースとして働くことができます。
ファームジョブは、めちゃくちゃきついです。
ですが、英語も上手くなりますし、お金も貯まります。そして、何よりタフになります。
ファームジョブの情報については、SNSの活用が理想です。TwitterやFacebookなどの最新情報を追うようにしましょう。
最後に
以上が、看護師がオーストラリアのワーキングホリデーでできることについての紹介でした。
この記事を読んでくれている方の中には、最終的にオーストラリアで正看護師(Registered Nurse)を目指している方もおられるかもしれません。
そういった方は、是非とも、できる限り長くオーストラリアにいるプランを事前に立ててください。
正看護師になるためには非常に高い英語力が求められます。
一般的には、ほとんどの日本の看護師の方は、英語の資格試験にパスするまで2-3年以上はかかります。
どのタイミングでワーキングホリデービザを使うのかなどを含めて、事前にしっかり計画を練りましょう。
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