イギリスの看護師登録に必要なNMCの申請方法

イギリスで看護師登録するためには、NMC（Nursing & Midwifery Council）のアカウントを作成し、必要書類のアップロードなどを済ます必要があります。

今回はその申請方法をまとめました。

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NMCの申請方法

NMCの申請方法は、大まかに以下の4つのプロセスで成り立っています：

申請までにかかる最低費用は以下の通り：

上記は最低でも必要になる費用です。CBTやOSCEを再受験する場合は、その都度受験料が必要になるので、その場合はより費用がかかる点に注意してください。

申請準備は、アップロードが必要な書類や資格を一つずつ集めていく期間です。この段階では、まだNMCに登録する必要はないので、一つ一つ必要な書類を英訳したり、英語試験の対策をしたりしましょう。

準備が必要になる書類は、以下の3点です：

パスポートと看護師免許は、原本のコピーと英訳に訳したコピー、翻訳サービスの名称と連絡先をアップロードする必要があるので注意してください。

翻訳サービス（または個人の翻訳家）の方に依頼する際は、社印やサインを書いてもらう必要がある点にも気をつけましょう。

英語圏で勤務した経験がない場合は、以下のいずれかを英語力の証明として提出する必要があります：

いずれも非常に難しいテストなので、「海外で働きたい」という気持ちが芽生えた段階でコツコツ学習を始めるところからスタートしましょう。個人差がありますが1〜2年程度対策に時間がかかるケースもあります。

全ての書類が揃ったら、NMCの「pre-application checklist」から、書類が揃っているかを確認して、NMCのアカウントを作成します。

NMCのアカウントが作成されると、以下のページに進むことができます：

「Apply Now」をクリックして、個人情報を入力していきます。パスポートや学歴などを中心に入力していくので、入力内容を間違えないように原本を確認しながら入力しましょう。

全ての情報を入力し終わると、審査料金140ポンドを支払う画面になるのでクレジットカード番号を入力して支払いを完了させます。

支払い後、14営業日以内にNMCが書類の審査を行い、メールで審査結果が共有されます。

審査にパスしたら、次は試験ゾーンです。事前準備の段階でIELTSかOETに合格していたら、CBT（医療知識に関するコンピュータ試験）の対策に移行します。

CBTはPearsonという企業のサービスを利用して受験するため、Pearsonのアカウント作成が必要になります。オンラインのテストなので、日本でも受験することができます。

CBTの次は、OSCEという実技試験です。OSCEは現地で受験する必要があるため、この段階で航空券と仮の滞在先を決める必要があります。

ビジタービザの場合6ヶ月間滞在することが可能ですが、現地の環境に慣れたり、実践的な英語の練習をしたいという場合は、語学学校に入学し学生ビザで入国することをオススメします。

上記のプロセスを終えると、NMCの最終審査に移行します。審査後、正式にNMCに看護師として登録がされるので正看護師としてイギリスで働くことができるようになります。もちろん働き始める前に就職活動が必要になるので、その点お忘れなく。

2019年からNMCの登録プロセスが変わったため、ウェブ上にある情報がさまざまでどれが正しいかの判断がつきにくいです。そういう時は、必ずNMCに直接アクセスして必要な場合は担当者に連絡するなどして精度の高い情報を得るようにしましょう。

現場からは以上です。

参照：

「海外で看護師として働く」を夢じゃなく、実際に実現するために必要な情報をまとめているプラットフォーム。

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