シンガポールで正看護師!職務経験と年齢制限について解説
海外で看護師として働くには、様々なハードルを乗り越える必要があります。
しかし、シンガポールに限っては、正看護師としての就労のハードルが比較的低めです。
今回の記事では、そんなシンガポールで働いてみたいと思っている人に、求められる職務経験と年齢制限について解説をします。
参考になれば幸いです。
Index
シンガポールで正看護師になるための条件
シンガポールで看護師として働くためには、
- 看護学士の取得
- 英語力の取得
- 面接と知識試験に合格
- 1年以上の病院勤務経験
- 35歳以下であること
の5点の条件を満たす必要があります。
看護学士の取得とは、専門学校や短大ではなく、4年制の大学で看護学を選考していることを意味します。
英語力は、IELTSと呼ばれる英語テストで、スコア5.5-6.0程度の力が必要です。これは、英検準一級程度と同等のレベルです。
一見難しそうですが、その他の国ではスコア7.0が求められます。それと比較をすると、努力で到達が可能な範囲だと言えます。
英語力をつけた人から、面接と知識試験に臨むことができます。この辺りは、以下の記事に詳しくまとめていますので、気になる人は参照にしてください。
最後の2つ、「勤務経験」と「年齢制限」に関して、特に勘違いされる方が多いです。以下で、詳しく確認をします。
必要な職務経験
シンガポールで正看護士として働くためには、看護免許を取得した国で、1年以上のフルタイム病院勤務経験が必要です。
まず、「看護免許を取得した国」というのがポイントです。日本で取得をしている場合、日本での病院勤務経験が必要になります。
中には、大学を卒業後、すぐにワーホリで渡豪しアシスタントナースとして働かれる方などがいます。そういった経験は、上記の勤務経験には含まれません。
ただし、外国で英語を使用して働いたという点においてはアピールポイントになります!
同様に、健診センターやクリニックは病院勤務扱いになりませんので、応募資格を満たせません。
また、以下のような場合も条件を満たさないので注意をしてください。
- コミュニティ病院、療養所、産院、分娩病棟、療養病院、老人ホーム
- 補助部門、専門外来、診療所、中央滅菌供給部門
- パートタイムの勤務、臨時雇い
- 代理看護師、プライベートナース、ボランティア看護師、学校保健師、保育看護師
- 研修プログラムへの参加(勤務としての代替)、例:HEALSプログラム
あくまで、病棟勤務である必要があるということです。
採用担当から聞いたところ、50床以上の病院の内科/外科病棟での経験が、採用においては有利になるそうです。
年齢制限について
次に、年齢制限についてです。
シンガポールで正看護師として働くためには、35歳以下である必要があります。「以下」なので35歳も含まれます。
しかし、どの時点で35歳である必要があるかがポイントです。
実は、面接/知識試験を受験する際に、35歳以下であることが求められます。つまり、シンガポール入国時には36歳になっていても問題ありません。
2024年の現時点では、面接/知識試験の開催頻度が不透明になっています。年齢制限が近づいてきた方は、チャンスを逃さないように気をつけましょう。
最後に
以上、シンガポールで正看護師をするための職務経験と年齢制限についての解説でした。
いかがだったでしょうか?
職務経験に関しては、主要英語国と比べるとゆるい条件だと言えそうです。一般的には、2-3年程度の経験が求められるためです。
一方、年齢制限に関しては、シンガポールは厳しいです。看護師の方に人気の国では、オーストラリア45歳、ニュージーランド55歳、イギリスやカナダでは年齢制限がありません。
とにかく人生の早い段階で海外で働きたい、そういった人にはシンガポールはオススメの選択だと言えそうですね。
シンガポールで働きながら、別の国を目指すのも一つの手かと思います。
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
弊社は唯一シンガポール政府の下部組織と提携をしている会社です。シンガポールでの就労に興味がある人は遠慮なくご相談ください。きっとお力になれると思います。
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