カナダで看護師 | ワーホリビザで働けるのかを解説
美しい自然や多様な文化、そして高い生活水準など、数多くの魅力が詰まっているカナダ。
ワーホリ先として、日本人にとても人気のある国の一つです。
この記事の読者の中には、看護師としてカナダでキャリアを築きたいと考えている方もいるかと思います。
この記事では、「ワーホリビザを活用してカナダで看護師ができるのかを解説」します。
記事内では、カナダで看護師を目指す方法やワーホリの効果的な使い方などにも触れています。
それでは、詳しく見ていきましょう。
Index
ワーホリビザで看護師として働けるか
カナダではワーホリビザで看護師として働けるのか。
結論から述べると、答えは NOです。
カナダで看護師をするためには、カナダの看護免許が必要です。
カナダで看護免許を取得するには、2つの方法があります。
日本の看護免許を書き換える方法と、カナダで一から看護免許を取得する方法です。
どちらにせよ、カナダの看護免許が必要です。
オーストラリアなどでは、状況が違います。ワーホリビザでも、指定の資格を取得することで、介護士になることが可能です。
カナダでは、ワーホリビザでは、介護士としても働くことはできません。
現在、カナダでは看護師が1万人程度足りないと言われています。
圧倒的に看護師が不足しているにもかかわらず、働くための条件は厳しい国です。
看護免許取得の条件とは
ワーホリビザでは、看護師としては働けないということが分かりました。
ではどうすれば、日本の看護免許を書き換え、カナダで看護師ができるのでしょうか。
以下のステップで可能です:
- NNAS&看護協会に書類提出
- 英語資格の証明
- 看護協会指定のテストを受験
– 知識アセスメント
– 実技アセスメント - NCLEX-RNの受験
NNAS(National Nursing Assessment Service)とは、看護免許の発行などを司る機関です。
NNASと、各州の看護協会は別です。
双方の機関とやり取りをしながら、手続きを進めていくことになります。
一番最初の関門は、英語の資格試験です。ほとんどの人にとっては、英語が最も時間がかかる所です。
英語の資格試験にクリアしたら、看護の知識を問うテストと実技試験です。
そして最後に、看護試験NCLEXに合格することで、看護協会に登録をすることが可能です。
詳しい説明は、こちらの記事を参照にしてください。
看護協会に登録ができると、就職活動をすることができます。働く病院が決まったら、就労ビザを発行してもらいます。
カレッジへ行く方法もある
学校に通うことで、看護免許の登録を目指すこともできます。
学校は、いわゆる語学学校とカレッジがあります。語学学校では、英語の勉強をすることになります。
カレッジでは、様々なコースが用意されています。その中に、日本の看護免許を書き換えるブリッジングコースがあります。
こういったコースに通うことで、先ほどご紹介した試験のうち、NCLEX以外の全てを免除することが可能です。
最も有名なのは、コネストガカレッジの「Enhanced Practice for Internationally Educated Nurses」です。
2年間のコースを終了することで、カナダの看護師への道が開けます。
ちなみに、カレッジに通いたい場合は、ワーホリではなく、学生ビザで通うことになります。
ブリッジングコースではなく、一からカナダで看護免許を取得する場合は、カナダの大学で看護学士を終えることで可能です。
学士を取得し、NCLEX- RNに合格すると働くことが可能です。
ワーホリの効果的な使い方
では、看護師にとっての効果的なワーホリの使い方とは何でしょうか。
個人的には「就職活動のための1年間」として使用するのが良いように思います。
特に、日本の看護免許の書き換えを狙う場合、現地にいることが就職活動で有利になります。
その際に、ワーホリビザを使って滞在ができると、ゆっくりと仕事を探すことができます。
もちろん、ワーホリビザの使い方は他にもあります。
そもそもワーホリビザは、滞在中に何をしようとも自由ですから、
仕事をするもよし、勉強よし、旅よし、はたまた、何もしないもよし. . .
英語力を上げたり、人生経験のために使用をしても構いません。
最後に
以上が、ワーホリビザを活用してカナダで看護師ができるかについての解説でした。
ワーホリでは、カナダで看護師をすることはできないという結論でした。
ですが、ワーホリを通して、そもそも本当にカナダに住みたいのかの判別が可能です。
条件が合う人は、まずはワーホリでカナダに行ってみる。
百聞は一見にしかずです。
ワーホリを通して、英語力を上げながら、どのようにカナダで働くのかを考えていくと良いでしょう。
応援しています!
This Post Has 0 Comments