TAFE QLD | アシスタントナースの資格が最安で取れる学校
近年、その待遇の良さで話題を集めているのが、オーストラリアでのアシスタントナース(AIN)職です。
AINになるためには、Certificate IIIと呼ばれる資格を取得する必要があります。
Certificate IIIを取得できる学校は、数多くありますが、多くの時間とお金がかかります。
そこで、ご紹介したいのが「TAFE QLD」です。
TAFE QLDは、アシスタントナースの資格が最安値で取得可能な学校です。
ですので、働くまでに、極力費用を抑えながら学習をすることが可能です。
この記事では、「TAFE QLDの概要やAINのプログラムについて詳しく解説」していきます。
それでは、詳しく見ていきましょう。
Index
TAFE QLDとアシスタントナースコース
まずは、TAFE QLDの基本情報を確認しましょう。
生徒数 | 110,000人 |
留学生 | 3,000人 |
留学生比率 | 2.7% |
日本人留学生 | 全留学生のうち約5% |
コース数 | 500以上 |
日本人スタッフの有無 | 有 |
入学時期 | 2月と7月 |
ウェブサイト | https://tafeqld.edu.au/ |
TAFE QLDは、クイーンズランド州最大の職業訓練校です。なんと、13以上のキャンパスを州内に展開しています。
TAFEは、通常の大学とは異なります。卒業後に、即戦力として働くスキルを身につけることがTAFEの目的です。
500以上のコースがありますが、TAFE QLDは映像制作、歯科技工、看護の3分野で知名度があります。
留学生に対する手厚いサポート体制も整っています。
ラーニングスキルズセンターでは、個別の学習プランを作成してくれます。また、試験前のエッセイの書き方や、テスト指導のサポートも充実しています。
生活面でも、宿泊施設や公共交通機関の利用方法、銀行口座の手続きなどを案内してくれます。
当校では、日本人の留学アドバイザーも常駐しています。なので、留学生活を快適に送るための情報を日本語で得ることも可能です。
アシスタントナースコースの詳細
次に、アシスタントナースコースの詳細を確認しましょう。
入学日 | 1月、7月 |
期間 | 半年 |
日数 | 週3日 |
場所 | ゴールドコースト、サンシャインコースト、ケアンズ、タウンズビル |
授業時間 | 9:00 – 16:00 |
先生 | 全員RN経験者 |
ビザ | 学生ビザ |
コースの入学時期は、1月と7月の年に2回あります。
AINの資格コースでは、週に3日間の授業があります。授業は、理論と実技に分かれています。
キャンパスは、ゴールドコースト、サンシャインコースト、ケアンズ、タウンズビルの4箇所から選択可能です。
TAFEの教師陣は、全員が元オーストラリアの正看護師です。病院や介護施設と強いコネクションを持っており、卒業後の就職活動でも力となってくれます。
TAFE QLDに通うためには、学生ビザの申請が必要です。ワーキングホリデービザでは通えませんのでご注意ください。
学生ビザは、学校から入学許可書が届いた後に、豪州移民局のウェブサイトからオンライン申請が可能です。
ビザの許可がおりるまでの期間は、1-2ヶ月程度は見ておくと良いでしょう。
学費と入学条件
コースの学費と入学条件です。
学費 | 6,000 豪ドル |
入学条件1 | 高校の卒業証明書 |
入学条件2 | IELTS5.5 / TOEFL46 / 英検準1級 |
2024年度のコース費用は、6,000豪ドルです。これは、日本円でおよそ54万円です。
オーストラリアでAINになるためのコースの中では最安値です。
例えば、TAFE NSWなどは、10,190豪ドル(日本円およそ91万円)です。TAFE QLDの4割増しの価格です。
入学にあたり、高校の卒業資格が必要です。日本での看護師免許の有無は問われません
今は他の仕事をしている人でも、ゼロからオーストラリアでAIN職を目指すことが可能だということです。
入学には、英語の資格試験のスコア提出も必要です。
資格のスコア基準は、IELTS5.5、TOEFL46、英検準一級のいずれかになります。
入学に英検が認められているTAFEは珍しいですね。
英語資格について
どの英語資格試験で対策をすれば良いのでしょうか。
私は3つのテストを全て指導していますが、難易度は、どれも大きくは変わりません。
むしろ、差があると困りますよね . . .
ただ、それだと読者の皆さんの参考にならないと思いますので、あえて序列をつけますと
難 IELTS5.5 = 英検準1級 < TOEFL46 易
単純にスコアだけを比較すると、TOEFLが少し甘めに設定されているように思います。
TOEFL46は、英検2級と準1級の間、IELTSだとスコア5.0ぐらいのレベルです。
そういった意味では、TOEFLで良いじゃん!と安易に考えてしまいがちです。
ですが、TOEFLに出題される問題は理系トピックが多く、看護師の方は苦手意識を持つことが多いです。
また、TOEFLに出題される文章や音源の難易度は、この3つの中で最も高いです。
どのテストで対策をするかを決める前に、じっくりと検討することをオススメします。学習を始めた後にテストを変えるのは大変です。
どうしても英語のスコア基準が満たせない人は、TAFE QLDの付属語学学校からのダイレクトエントリーをすることも可能です。
TAFE QLDが指定する英語コースを終えることで、英語試験が免除されるということです。
ただし、コース費用と生活費で月に20-25万円程度かかりますので、できる限り英語資格は日本で取得しておくと良いでしょう。
学習科目
次に、AINの資格コースの学習科目です。
理論科目と、実技科目に分けてご紹介します。
理論科目 | ・健康や福祉関連業界での働き方やコミュニケーション方法 ・様々な背景を持つ人々との協働 ・健康的な身体のシステムに関する理解 ・感染症の予防と制御方針 / 手続の順守 ・職場における健康と安全への参加 ・医学用語の適切な解釈と適用 ・個人的な仕事の優先順位や進行管理 |
実技科目 | ・ベッドメーキング ・清潔介助 / 排泄介助 ・リフトを使った移動介助 ・簡易的な創部処置ケア ・First Aid ・バイタルサイン測定 ・血糖測定 ・GCSを使用した意識レベルの観察 ・看護計画 / 記録 ・バイタルサインチャート ・IN-OUTバランスチャート ・褥瘡リスクアセスメントチャート・ ・転倒転落リスクアセスメントチャート等の書き方 |
学ぶことが多く、躊躇しちゃいそうですね。
実際に、看護知識がない方などにとってはかなりの学習量が必要です。
とはいえ、学習ユニットごとに小テストが設けられています。少しずつ前進できるようになっています。
ロケーション
最後に、学校のロケーションです。TAFE QLDのキャンパスは、クイーンズランド州全体に13校もあります。
AINのコースは、ゴールドコースト、サンシャインコースト、ケアンズ、タウンズビルの4箇所で提供されています。
看護師の方に最も人気なのは、ゴールドコーストキャンバスです。
ゴールドコーストのメインキャンパスであるサウスポート校は、海から徒歩5分という素晴らしいロケーションに位置しています。
モダンでおしゃれなキャンパスが特徴で、カラフルなアートが使用され、学習環境を一層魅力的にしています。
ショッピングセンターに隣接し、美しいブロードウォーターパークランドからもすぐの便利な場所にあります。キャンパス内には食事ができる場所や、授業の合間にリラックスできる場所が豊富にあります。
また、ライトレールや電車などの公共交通機関も定期的に運行されているため、移動にも便利です。
最後に
TAFE QLDの基本情報と、アシスタントナースコースについては理解できましたか?
興味がある方は、下記の動画でキャンパスツアーをしてみましょう。
自分が実際にキャンパスにいることをイメージすると、より海外留学をする実感をえられるのではないでしょうか。
オーストラリアでは2023年から、アシスタントナース職から永住権を目指せるようになります。
アシスタントナースになるためには、上記で紹介したような指定の学校に通う必要があります。
学校の選択肢は豊富にありますが、学費や生活費などを極力抑えたい方などにTAFW QLDは特にオススメです。
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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