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看護師のアメリカ永住権申請!必要な英語資格とは?

アメリカで看護師として永住権を申請するためには、規定の英語資格の取得が必要です。

あれ、州によっては英語資格は必要ないときいたけど…?

こんな情報を見た人もいるのではないでしょうか。アメリカでは、看護ライセンスを取得する際と、永住権のビザ申請をする時で、2度も英語の資格試験の提出が必要になります。

インターネット上でよく見かける、英語の資格試験が免除されるというのは、看護ライセンスを取得する際のお話です。

アメリカで看護師として永住権の申請をする際は、必ず規定の英語資格にパスをする必要があるのです。

今回の記事では、その「看護師のアメリカ永住権申請に必要な英語資格」を解説します。

アメリカ永住権と英語資格

アメリカで看護師として働く際には、まずは看護ライセンスの取得が必要です。

その際に、ハワイとニューヨーク州に限っては、英語資格が必要ありません。この2つの州では、NCLEX-RNに合格さえすれば、ライセンス登録をし就職活動をすることができます。

運良くワークビザを取得ができれば、この2つの州では看護師として働くことは可能です。しかし、永住ビザがないとなかなか就職先が見つからないのが実状です。

つまるところ、アメリカで看護師として働くとなると、どこの州であっても永住権の取得が近道なのです。

その永住権の申請にあたる、CGFNSビザスクリーン(通称VS)では必ず英語資格の提出が必要です。

詳しく確認をしていきましょう。

英語の資格試験

まずは、VS申請に使用可能な英語の資格試験について確認をしましょう。以下の表を見てください:

資格試験名必要スコア
IELTSOA6.5(Speaking7.0)
TOEFL iBT81(Speaking24)
TOEICRL 725 / S160 / W150
PTEOA55(各セクション50以上)
OET300(Speaking 350)
Cambridge176(Speaking 186)
MET55(Speaking 55)

なんと7つの英語の資格試験から選択が可能です。それぞれの試験の紹介を簡潔にしますが、看護師の方の立場に立って、一言アドバイスを含んでいます。

IELTS:全世界で最も受験者数が多い、一般英語の英語資格試験です。この中で最も教材が豊富なため、自分にあったレベルの教材を選択することが可能です。

TOEFL iBT:こちらもアカデミックな英語力を測定します。IELTSと比較して理系のトピックが多いのが特徴です。看護師の方はテストとして苦痛に感じる方が多いようです。

TOEIC :ビジネスシーンでの英語コミュニケーション能力を測定する試験です。テストのレベルとしては最も容易ですが、内容に関しては興味を持ちづらい人が多いように思います。

PTE:主にアカデミックな環境で必要な英語力を測定します。コンピュータベースの試験で、AIによる公正な評価が特徴です。コンピューターと声の相性が良い人や、短期記憶に自信がある人などには良いかもしれません。

OET:医療従事者向けの英語試験で、医療現場で必要な英語力を評価します。全て医療トピックのため、学習した内容がそのまま仕事で役立ちます。

Cambridge:英国ケンブリッジ大学が提供する試験で、一般英語力を評価。B2, C1, C2のレベルに応じた試験があり、主にアカデミックシーンでの実用的な英語力を測定します。おそらく、この中で最も問題の難易度が高いです。

MET:アメリカのミシガン大学が提供する試験で、B1-C1レベルの一般的な英語能力を評価。アカデミックや日常生活での英語力が求められる環境に対応するために設計されています。

どの英語の資格試験に興味を持ちましたか?選択肢が多いのはありがたいですが、実際に選ぶのは大変そうですね。

オススメの英語試験

私はこの中で、MET以外の全ての試験に回答したことがあります。私の独断と偏見で、オススメの英語試験について見ていきましょう。

そもそもほとんどの方は、IELTSかTOEFLで対策を予定しているのではないでしょうか?

看護ライセンス登録の時点で、各州に提出をしないといけない英語試験の選択が、IELTSかTOEFLの2択であることが多いためです。

今までの延長線上で対策をしたい人は、そのままIELTSかTOEFLから検討すると良いでしょう。IELTSとTOEFLについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参照にしてください。

私自身、IELTSやTOEFLを指導しており、この二つの英語資格試験には強い思い入れがあります。テストの質も高くオススメです。

しかし、この並びで見た時には少し躊躇してしまうのが本音です。その他の英語資格試験と比べて、求められるスコアの難易度が高いように感じます。

多くの人にとって、この中でスコア取得が最も容易なのは、おそらくTOEICです。そもそもの問題のレベルが低く、短期的な対策でスコアを上げやすい試験です。

TOEIC900点を超えているのに、IELTS5.5、TOEFL50点台といったような人を日々お見受けします。

ただ将来的に、アメリカの医療現場で通用する英語力をつけるという観点ではOETが良いかと思います。この選択肢の中で唯一、医療英語の英語資格試験になっています。

TOEICと比較をするとOETの難易度は桁違いに高いです。それでも、医療従事者の方にとってはやりがいのある試験かと思います。

詳しいOETの説明に関しては、以下の記事を参照にしてください。

最後に

以上が、看護師のアメリカ永住権申請に必要な英語資格についての解説でした。

いろいろ書きましたが、自分に合っている英語試験を選ぶことが最も重要です。

どの試験で対策をするにしても、相当に英語如実に力がある方でなければ、かなり学習をすることになります。

モチベーション高く中長期的に学習ができそうな試験を選んでみてください。

記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!

Nursing Oversea

「海外で看護師として働く」を夢じゃなく、実際に実現するために必要な情報をまとめているプラットフォーム。

海外に踏み出す一歩を後押しするために、本当に必要な情報を共有していきます。

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