
ハワイで看護師になる方法【完全ガイド】
多くの人の憧れでの地であるハワイ。
実は、きちんとした手順を踏むことで、日本人看護師はハワイでも働くことができます。
この記事では、その「ハワイで看護師になる方法」をステップごとに紹介していきます。
Index
ハワイで看護師になるには
ハワイで看護師として働くためには、以下の7つのステップが必要です。

各ステップを詳しく見ていきましょう:
1. NCLEX-RNの勉強を始める
まず最初のステップとして、NCLEX-RNの勉強を始めましょう。
アメリカで看護師として働くためには、州を問わずこのNCLEXに合格をする必要があります。
NCLEXとは、全米看護師試験(National Council Licensure Examination)の略で、正看護師としての資格を取得するための国家試験です。
ただし、NCLEXの勉強するためには、高校レベルの英語は理解をしておく必要があります。英語が読めないと、NCLEXの学習効率が大きく損なわれます。
目安としては、IELTSリーディング5.5、またはTOEFLリーディング15程度の力を先につけると良いでしょう。
NCLEXの問題のレベル自体は、日本で看護師免許を持っている方なら、試験内容は理解できるはずです。文化や法律、薬剤の知識といったアメリカ独自の要素を補うだけで十分対応できます。
意外と盲点なのが、NCLEXをいつ受験するかというものです。というのも、NCLEXは受験番号発行から90日以内に受験をする必要があるためです。
当記事のステップ1から4までの時間軸を考慮しながら、受験日を決めることが大切です。
NCLEXの詳しい対策方法は、以下の記事に紹介しています。
2. 必要書類を集める
NCLEXと並行して、必要な書類を集めましょう。具体的には、以下の準備です:
- 卒業学校のシラバス(カリキュラム)
- 卒業証明書
- 単位取得成績証明書
- 厚生労働省が発行した看護師免許証
出身校は、看護専門学校、短期大学、4年制大学など、どの学校でも問題ありません。
アメリカは専門学校や短大卒の看護師の方でも就職ができる数少ない国です。ただし、4年制大学卒業や看護学士以上の学位がある方が、アメリカでの就職に有利になります。
3. 書類を英訳する
アメリカでの申請には、すべての書類を英語に翻訳する必要があります。
翻訳業者に丸投げで依頼をすると、数百万円かかります。かなりの出費ですよね。
個人的なオススメは、まずはChatGPTの有料プランに課金しAI翻訳をすることです。
その上で、ATA(アメリカ翻訳者協会)認定の翻訳者が確認し、証明書を発行してもらうと良いです。そうすることで、数万円の出費ですみます。
翻訳者は「一般社団法人 日本翻訳協会」のサイトにて探せます。
4. 願書を提出する(CGFNSへ)
翻訳が終わったら、NCLEX-RNの受験に向けて「CGFNS(外国看護師審査機関)」へ申請を行います。
CGFNSでは、以下を審査します。
- あなたの学校がアメリカの看護師教育に相当するか
- あなたが必要な教育を修了しているか
この際、「どの州で看護師になりたいか」を指定します。州によって条件が異なり、試験や講習が必要な州もあれば、書類審査のみで済む州もあります。
ハワイ州とニューヨーク州は書類審査のみでOKです。
ただし、この審査には時間がかかることを想定しておいてください。通常4〜6ヶ月、場合によっては1年半以上かかることもあります。
願書提出の詳しい手順は、こちらの記事で詳しく紹介しています:
5. 看護師免許を取得する
NCLEXに合格したら、州ごとに定められた要件をクリアして免許を取得します。
ハワイでは以下のようになっています:
- 英語力:不要
- 犯罪歴のチェック:必要
- SSN(ソーシャルセキュリティナンバー):必要
つまり、犯罪歴のチェックを終え、SSNを取得すればハワイ州の看護免許取得が可能です。
ちなみに、SSNがなくてもニューヨーク州の免許は取得できます。そういった点ではニューヨーク州のハードルが一番低いと言えます。
6. 就職に向けて英語の勉強を始める
ここで注意が必要です。それは、看護免許の取得に英語力は不要でしたが、就職・ビザ取得には英語スコアが必要になるということです。
これは「ビザスクリーン」と呼ばれ、CGFNSが管轄する英語力審査です。
IELTSやOETなどのスコアが必要で、取得から2年以内のスコアが有効です。日本では、まだまだTOEFLで学習をされる人が多いですが、難易度が高いためオススメしません。
ちなみに、ビザスクリーンのための英語の資格試験は7つもの選択肢があります。どの英語資格で学習をすべきかは、こちらの記事をご参照ください。
アメリカで働くにあたって、英語は必須です。早め早めに英語力はなるべく高くしておきましょう。
7. SSNを取得する
最後に、SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)を取得します。
SSNは「合法的にアメリカで働けるビザや永住権を持つ人」にしか発行されません。 以下のいずれかが必要です:
- 永住権(グリーンカード)
- 就労ビザ(H-1Bなど)
- 特定の研修ビザ(例:J-1の一部)
- アメリカ市民の配偶者としての滞在資格など
看護師の方であれば、就労ビザ(H-1Bなど)をサポートしてくれる就職先が見つかってビザサポートを受けたあと、つまり、合法的にアメリカで働けるステータスができてから、SSNの申請が可能になります。
理論上は、これで全てのステップとなります。
しかし、当たり前ですが、就職先は自分で見つける必要があります。そして、この就職活動がハワイ就職において最も難易度が高いところです。
看護師免許を取得しても、アメリカでの経験がない人を雇ってくれる病院はほぼないと考えて間違いないです。
求人サイトで仕事が見つからない場合は、ボランティアや日本人クリニック等からチャンスを掴みに行くのも一つの手です。
最後に
以上、日本人看護師がハワイで看護師になる方法の紹介でした。
いかがでしたでしょうか?
その他の主要英語国と比べて、アメリカで看護師として働く基準自体は低めです。
一方で、アメリカの最大の難関は就職先の確保といえるでしょう。その他の国は、看護登録=永住権の申請が可能ですが、アメリカではそうはいきません。
アメリカのハードルが高い人などは、最初のステップとしてシンガポールなども考慮してみると良いでしょう。
シンガポールは就職のハードルが低く、英語環境で働く経験を積むには最適な場所です。
弊社は日本で唯一、シンガポール看護局直属のエージェントと提携をしています。興味がある方はお気軽にご連絡ください。
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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