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オーストラリア永住に必要な技術独立移住ビザ(S189)

オーストラリア永住に必要な技術独立移住ビザ(S189)

オーストラリア永住権は、多くの人々が憧れる夢の一つではないでしょうか。

しかし、永住権を取得するためにはポイントシステムにクリアする必要があります。

ポイントシステムは、年齢、英語能力、職業、教育、経験、そしてその他の要因に基づいて評価されます。

このシステムは、オーストラリア政府によって管理されています。ポイントが足りなければ、永住権を取得することはできません。

そのため、申請者は自分自身の状況に合わせて、ポイントを最大限に集める必要があります。

このブログでは、オーストラリア永住権のポイントシステムについて詳しく紹介します。

技術独立移住ビザ(S189)のポイントシステム

オーストラリアの永住権ビザには、いくつかの種類があります。

最も一般的なのは、技術独立移住ビザ(S189)を取得することです。

技術独立移住ビザこそが、先述のポイントシステムをとっています。

総合65ポイントを取得できれば、当ビザに申請することができます

当サイトの主な読者である看護師の方も、S189から永住権を目指されることが一般的です。

ビザの申請条件

そもそも、技術独立移住ビザには申請条件があります。そちらを先に確認しましょう。

年齢制限45歳未満(申請時点)
ポイントテスト65ポイント以上
スキルアセスメントスキルアセスメント
英語基準IELTS6.0(Each 6.0)
健康診断申請後に必要
無犯罪証明書過去10年以内に居住していた国の証明書
過去のビザ履歴過去3年にビザのキャンセルがないこと
ビザ申請手数料4240豪ドル

こちらの条件に当てはまらない人は、ポイントを満たしても申請ができません。

申請はオンライン上ですることができます。

申請をすると、EOI(Expression of Interest:申請可否伺い)を移民局が確認し、申請許可(Invitation)が発行されます。

その上で、初めてビザの本申請が可能になります。申請許可(Invitation)の発行後、60日以内に本申請を行う必要があります。

看護師の方は、年齢がネックになることが多いです。看護登録を行うハードルが高く、45歳までに基準を満たすことが難しいためです。

そういった場合は、ニュージーランドを目指すことも可能です。

ニュージーランドは、55歳まで看護師として移住をすることが可能です。

話がそれてしまいました. . .

それでは、具体的なポイント制度を見ていきましょう。

1. 年齢・英語力・就労経験ポイント

年齢

18歳以上~24歳以下25
25歳以上~32歳以下30
33歳以上~39歳以下25
40歳以上~44歳以下15

英語力

Superior English – IELTS 8.020
Proficient English – IELTS 7.010
Competent English – IELTS 6.00

年齢によって、取得できるポイントは異なります。

英語力は、IELTS以外の英語資格試験でも申請可能です。

OETで看護登録をされている方などは、もう一度IELTSを受け直す必要はありません。

オーストラリア国外就労経験

3年以上5年未満の関連職歴5
5年以上8年未満の関連職歴10
8年以上の関連職歴15

オーストラリア国外就労経験

1年のSkill関連職歴を有する。5
3年のSkill関連職歴を有する。10
5年のSkill関連職歴を有する。15
8年のSkill関連職歴を有する。20

2. 学位・学歴ポイント

・ Diploma 終了(豪州国内)
・ 専門学校もしくは高等専門学校等で、Skill Assessment Bodyに「相応の学歴」認可された場合
10
学士号以上(修士号含む)保有者。15
博士号保有者20

学位・学歴ポイントは、大学卒業以上の学歴を持つ人に有利なポイント制度です。

最終学歴ではなく、最高学歴が認められます。例えば、留学でDiplomaを取得していた場合でも、日本で学士号を取得していればBachelor Degree(学士号)がポイント対象zになります。

3. 留学ポイント

留学フルタイムで2年以上5
人口過疎(REGIONAL AREA)にある地域にキャンパスを持つ学校で2年以上滞在・就学。5
PYポイント(REGIONAL AREA)にある地域にキャンパスを持つ学校で2年以上滞在・就学。5
Specialist education qualificationオーストラリア留学にて2年コースのThe postgraduate degree by research (doctorate or masters) を終了した場合。By Researchが対称なので注意。
※対象の選考は、当ブログの一番下の参照リンクからご参考ください。
5


留学によって獲得できるポイントは、2年間の正規コース留学(語学留学や準備コースは含まない)で、Degreeの場合は4セメスター16クレジット以上の修了が必要です。

科目の免除は認められません。また、学校が指定された地域(Designated Area)にある場合、2年間その地域で就学および居住することにより、ポイントを取得することができます。

4. その他のポイント

配偶者.1配偶者が基本条件(・技能・・年齢・・英語)を満たしている場合。(同性婚もOK)15
配偶者.2配偶者が英語条件のみを満たしている場合。5
第二言語オーストラリアの社会言語(英語以外)のNAATI CCL Test合格者5
単身申請者
ボーナス
申請に本人以外の家族を含まない。単身の申請の場合。10
州政府指名
S190
技能認定された職種で、州・準州政府よりノミネーション(スポンサー)認可を受けた場合。各州・準州に異なるスキルリストとスポンサー条件がある。176/886対象。5
州政府指名・地方過疎地帯
S491
技能認定された職種で、州・準州政府よりノミネーション(スポンサー)認可を受けなおかつ、地方過疎地帯への受け入れが認められた場合。489申請のみ対象。10
AUS親戚オーストラリア国内に、申請者または配偶者の親/兄弟姉妹/叔(伯)父叔(伯)母/実子養子にオーストラリア市民権又は永住権保持で在豪者がいる場合。489申請のみ対象。10

配偶者を副申請者として申請する場合、その能力に応じて異なるポイントが付与されます。

独身で申請する場合にも10ポイントが与えられるため、英語能力やスキルを持たない配偶者を同時に申請することを制限する意図があると考えられます。

最後に

オーストラリア永住権(S189)のポイントシステムは理解できましたか。

ポイントシステムは、オーストラリアの雇用状況に応じて毎年変更される可能性があります

残酷ですが、ポイント獲得に向けて準備をしている際に、基準値が変わってしまうこともあります。

そういったリスクを踏まえながらも、早め早めに戦略的に計画を立てて動くことをオススメします。

応援しています!

参照:Points table for Skilled Independent visa (subclass 189)

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