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看護師がイギリスのワーキングホリデーでできること

イギリスでワーキングホリデー!

どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。

イギリスはスポーツや芸術の中心地であり、世界中から注目を集める国です。

では、日本人看護師の方は、ワーキングホリデーでご自身のスキルを活かすことはできるのでしょうか?

答えは「Yes !」です。

イギリスでは、看護師の需要は高く、多くの外国人がその役を担っています。ただし、正看護師として働くためには様々なステップを踏む必要があります。

この記事では、日本の看護師がイギリスでワーホリでできる選択肢を紹介します。

看護師のイギリスのワーキングホリデー

イギリスには「YMSビザ」という制度があります。

条件を満たす若者がビザを取得することで、2年間の滞在期間中に就労できるビザです。

就労することが前提という点で、ワーキングホリデービザとは少し異なります。また、ほとんどの国のワーキングホリデービザは1年間であるため、イギリスのYMSビザは1年間長く滞在できます。

YMSは、18歳から30歳までの若者が対象です。30歳の誕生日までに申請をすることで、31歳の誕生日前に入国をすることで活用可能です。

YMSビザで留学した際の選択肢として、以下のようなことが挙げられます:

  1. 語学学校で英語を勉強する
  2. 看護助手として働く
  3. 正看護師を目指す

就労することが前提なので、他国のワーキングホリデー制度のように何もしないということはできません。

働きながら今後のキャリアについて考えてみるのもいいかもしれませんね。

では、上記で挙げた選択肢で具体的に何ができるか確認していきます。

選択1. 語学学校で英語を勉強する

1つ目は、語学学校で英語を勉強するというものです。

せっかく海外に行くのであれば、英語を体系的に学びたいと思うのは自然かと思います。

語学学校に行くデメリットは、費用が大きくかかることです。週あたり100~250ポンドかかることが一般的です。ポンド高が続いているので、日本から行く場合は高額に感じられるかもしれません。

語学学校は、参加するクラスによっては、学習のモチベーションの低い人が多いことも難点です。できれば、一般英語コースは避け、ケンブリッジやIELTSコースをオススメします。本気の人が多いためです。

実は、語学学校に通うメリットは英語以外にあります。最も大きなメリットは、様々な情報が入ってくることです。

友人や知り合いがいない国では、情報収集がインターネットに限られてしまいます。しかし、実際に自分が必要としている情報は、なかなかネット上には落ちていません。

語学学校は、決められたスケジュールにそって通うだけです。そこには友達がいて、様々なアクティビティに参加をすることが可能です。

受動的に来ていても、様々な情報が耳に入ってくるので、その情報をもとに生活に必要なアクションを決めることが可能です。そういった点では、非常に便利です。

可能なのであれば、短期間でも学校に通うことをオススメします。

選択2.看護助手として働く

2つ目は、看護助手として働くというものです。イギリスでは看護助手を、ヘルスケアアシスタントと呼びます。

日本の看護師も、NHSの病院で働くことが可能です、NHSとは、”National Health Service”の略で、イギリスの国民保健サービスをさします。

HCA(ヘルスケアアシスタント)は日本でいう看護助手にあたりますが、その業務内容は日本の看護助手と比べて非常に多岐にわたります。実際にイギリスの医療現場で働きながら、幅広い業務を経験することができるのです。

求人に関しては、NHSのこちらのサイトで一元管理をされています。HCAというキーワードで検索をかけると、仕事がいくつかヒットします。

仕事を探すにあたって、学校に通う必要などはありません。しかし以下の2点は、必ず求められますので、しっかり準備をしておきましょう。

  • 英文履歴書(CV)の準備
  • 過去3年分のリファレンスレター(または2通)

以上を準備して、ZOOMでのインタビューに臨みます。そういった点では、日本からも就職活動は可能です。渡英時期が決まった段階で、どんどん応募していくと良いでしょう。

また、就職先が見つかった後では、ワクチン摂取歴の証明を求められます。イギリスでは、医療職として働くためワクチン摂取歴の証明が必要です。今までの摂取歴と母子手帳の和訳を準備しておくと良いでしょう。

選択3. 正看護師を目指す

最終的に、イギリスで正看護師(Registered Nurse)をYMSを活用するのも一つの手です。イギリスで正看護師を目指すためには、以下の3つのステップにクリアをする必要があります。

  1. 英語資格試験(IELTS or OET)
  2. 知識試験(CBT)
  3. 臨床試験(OSCE)

これら全てをクリアするためには、少なくとも数年はかかります。

いずれの試験でも、非常に高い英語力が求められます。YMSを活用して、資金を貯めながら、これらの試験にチャレンジをしていくと良いでしょう。

選択2で紹介をした、看護助手として働きながら、正看護師を目指すのは王道とも言えます。実際に、YMSビザで渡英し、HCAとして働きながらイギリス看護師になった方はたくさんいます。

HCAとして働くことで収入を得ながら、イギリスの医療システムや現場の実際を学ぶことができます。さらに、英語の試験勉強を並行して進めることができるので、語学力の向上も期待できます。

イギリスで正看護師になるための、詳しいステップはこちらの記事を参照にしてください。

最後に

以上が、看護師がイギリスのワーキングホリデーでできることについての紹介でした。

この記事を読んでくれている方の中には、最終的にイギリスで正看護師を目指している方もおられるかもしれません。

そういった方は、是非とも、できる限り長くイギリスにいるプランを事前に立ててください。

正看護師になるためには非常に高い英語力が求められます。

一般的には、ほとんどの日本の看護師の方は、英語の資格試験にパスするまで2-3年以上はかかります。

どのタイミングでYMSビザを使うのかなどを含めて、事前にしっかり計画を練りましょう。

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