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看護師国家試験「NCLEX」の対策方法を紹介

看護師国家試験「NCLEX」の対策方法を紹介

NCLEXは、アメリカで看護師になる際に受験が必要なテストです。しかし、実はカナダとオーストラリアの看護登録でも必要です

その他の英語圏でも、NCLEXと似たテストが課せられます。NCLEX対策は、海外で看護師として働きたい場合に必須なのです。

この記事では、そんな看護師国家試験「NCLEX」の対策方法を紹介します。

NCLEXの対策方法

具体的な対策方法の前に、試験について軽くおさらいをしておきましょう。

項目内容
設問数最少75問から最大145問程度
試験時間RN:最大6時間
PN最大5時間
受験方法コンピュータによる試験(CAT)
受験料$200
試験日程一年中受験可能
受験回数制限一般的にはなし

NCLEXはコンピュータベースの試験で、日本では東京と大阪で受験が可能です。

受験者の能力を正確に推定できた時点でテストが終了する仕組みになっており、受験者により試験時間や設問数に差が生まれます。

具体的には、コンピューターが75問ほどで「合格レベルに達している」「達していない」と判断できた場合にはそこで試験終了となり、逆にその時点で判断がつかない場合は、最大で145問まで出題されることがあります。

受験の予約や詳しい試験内容は以下のブログを参照にしてください:

オンラインで対策

ここからは、NCLEXの対策方法について見ていきます。

まずは、オンラインでの対策講座についてです。

  1. UWorld NCLEX
  2. Kaplan NCLEX
  3. Hurst Review
  4. Archer Review

それぞれの特徴を確認しましょう。

まず、何と言っても定番はUWorldです。他のどのサイトと比べても、インターフェースが使いやすく、充実した問題数の中で練習できるのが魅力です。迷ったら、UWorldと覚えておきましょう

次に、クオリティの面ではKaplanです。Question TrainerやQbankなど、模擬試験を繰り返し解くシステムが充実していて、実戦形式で慣れたいという方にぴったりです。

Hurst Reviewは、基礎からしっかり理解し直したいという受験生に人気の講座です。体系立てられたコンテンツで重要ポイントを整理してくれます。講義動画やテキストが揃っているのも嬉しいです。

そして、コストを抑えたい人にはArcher Reviewです。他社と比べて受講料が比較的リーズナブルなので、とりあえず試してみたい方にも手が届きやすいと思います。

書籍で対策

次に、書籍で対策したい人向けにオススメの参考書です。

  1. Saunders Comprehensive Review for the NCLEX-RN Examination
  2. Lippincott Q&A Review for NCLEX-RN
  3. Prioritization, Delegation, and Assignment
  4. Mosby’s Comprehensive Review of Nursing for the NCLEX-RN Examination

何と言っても、絶対に外せない定番書は、「Saunders Comprehensive Review for the NCLEX-RN Examination」です。これを一冊持っておけば、困ったときに調べる辞書としても活躍してくれます。迷ったら、まずはSaundersです

次に、練習問題を徹底的に解いて実戦力をつけたい人は、「Lippincott Q&A Review for NCLEX-RN」です。膨大な数の問題と詳細な解説がセットになっています。図や表も豊富で、視覚的に理解しやすいです。

また、最近注目されているのが、「Prioritization, Delegation, and Assignment」です。実際の臨床現場でよく求められる思考プロセスを学べる仕組みの本で、NCLEXだけでなく、看護師として働きはじめてからも役立ちます。

総復習としては、「Mosby’s Comprehensive Review of Nursing for the NCLEX-RN Examination」がオススメです。苦手分野を潰しつつ、全体を見直したいという方には良いでしょう。

最後に

以上、NCLEXの対策方法の紹介でした。

オンラインで対策をするにせよ、書籍で学習をするにせよ、英語力は必須です。

英語が読めないまま対策をしようとしても効率が悪くなり、なかなか前に進めません。

英語力のベンチマークとしては以下が1つの目安になります:

  • 英検準一級リーディングで8割の正答
  • TOEFLリーディング20(30点満点)
  • IELTSリーディング6.0(9.0点満点)

いかがでしたでしょうか?

また、NCLEXのような難しい試験に挑まなくても、シンガポールやマルタのように日本人看護師が働くことができる国もあります。

興味がある方は、以下の記事を読んでみてください。いずれもNursing Overseaが運営しているSOLO IELTS TOEFLの記事です。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。何かご質問などあればお気軽にご連絡ください。

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